音楽療法のHow To

ヤマハ音楽教室の3つの魅力

子ども達の教育や発育で注目されている取り組みがあります。それが「音楽療法」です。
音楽療法とは、文字通り音楽活動を通して、リラックス効果をもたらし、脳や身体機能を向上させることを目的とした行いを指します。

早い内から音楽療法に取り組ませることで、感受性が豊かな人間に育って欲しいと思うのが親の気持ちでしょう。
しかし、独学でやろうとしても、中々うまくいかないこともあり、挫折する可能性もあります。

今回の記事では音楽療法を実施している団体の1つ「ヤマハ教室」を取り上げることで、今後の「教室」選びの参考にしていだだきたく存じます。

ヤマハ音楽教室の3つの魅力

ヤマハ音楽教室の基本情報

ヤマハ音楽教室の基本情報を項目別に分けて、以下の通り纏めました。

ヤマハ音楽教室の歴史

始まりは1954年にまで遡ります。その頃の名前はヤマハ音楽教室ではありませんでした。
しかし、その5年後の1959年に名をヤマハ音楽教室に改めて、本格的に活動が開始されたのです。

ヤマハ音楽教室は60年以上の歴史を誇る伝統ある音楽教室なのです。

ヤマハ音楽教室の事業展開

ヤマハ音楽教室は国内だけではなく、海外でも事業を拡大しています。

1966年の「メキシコ、カナダ、タイ」への音楽教室設立をきっかけに数を拡大させていきました。

ドイツや台湾、韓国、オランダ等を含めて、現在その数は40近くあります。

また教室だけではなく、1970年にはオーストラリアで「音楽財団」を設立したり、1990年には「音楽研究所」も作ったりして、音楽活動に勤しんでいます。

更には、ラジオ番組やテレビ番組等を設けていた時期もあり、広告活動にも力を入れていました。

ヤマハ音楽教室の支援制度

ヤマハ音楽教室は音楽に打ち込む方々(13~25歳)のための奨学金制度も設けています。
金銭的な事情で音楽活動を諦めなければならない。そんな人達を1人でもなくし、救うために設けられたシステムです。

ヤマハ音楽教室を支える3つの柱

ヤマハ音楽教室の事業は主に3種類に分かれています。その内容は以下の通りになります。

  1. 音楽教育事業⇒音楽教室を設けて、基本的な部分や応用的な部分を教えています。
    また、楽器演奏上達の場を設けたり、独自の「音楽能力検定制度」や力の場を披露する「コンサート」を用意したりしています。
  2. 音楽支援事業奨学金制度を作り、若い人達への音楽活動支援を行っています。
  3. 音楽研究活動⇒「ヤマハ音楽研究所」が主体となって、子どもと音楽との関りを通して、知覚や認知、非音楽能力や脳と身体に及ぼす影響についての研究に取り組んでいます。

ヤマハ音楽教室の魅力①グループレッスンだからでこそ身に着く力がある

ヤマハ音楽教室のレッスンスタイルは基本、集団でおこなうグループレッスンです。
個人レッスンに比べると先生による細やかな指導が行われず、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

しかし、グループレッスンには個人レッスンと負けないくらいの魅力があるのも事実です。

  • 友達の成果を見て、そのことが刺激となり、レッスンへの励みとなります。
  • 周囲とリズム・テンポを合わせることを通じて「協調性」を学べぶことができます。
  • 自分1人でやるよりも「上手くなりたい」と思う力が強くなります。

以上のような効果が見込めるからこそ、ヤマハ音楽教室はグループレッスンの形式を取っているのです。

ヤマハ音楽教室の魅力②自分たちの成果を発表する場が用意されている

ヤマハ音楽教室にはJOC(ジュニアオリジナルコンサート)と呼ばれる自分たちの力を公で発表する場が与えられています。
更に、既存の音楽をただ演奏するだけではなく、与えられた課題を基に即興で演奏する場もあるのです。

自分たちの力を内でこもらせるのではなく、外へと解き放つ機会を与えることで、よりレッスンへの意欲向上へと繋げていきます。

そして、自らの力で創作し、発表していく場を設けることで「表現活動」への興味を増し、感受性を豊かにしていきます。

ヤマハ音楽教室の魅力③演奏家との競演がある

ヤマハ音楽教室では「エレクトーン」を学ぶ人達に限り、演奏家との競演の場が用意されています。

レッスンの教師とはまた違った「プロ」の方々と一緒に演奏をすることによって、音楽へのモチベーションが上がります。

その意識こそが、練習への原動力にも繋がっていくのです。

お子様の気持ちを尊重して入校の検討を!

ヤマハ音楽教室の魅力を3つに分けて紹介していきました。
60年以上の歴史を誇る音楽教室だからこそ、できることがあるのだということが分かったと思います。

ヤマハ音楽教室の魅力はたくさんありますが、大切なのは子どもの気持ちです。
個性を配慮しつつ、入校を決めてみることが大切でしょう。

一方的に押し付けるように入校をさせるのではなく、子どもとしっかり話し合ってヤマハ音楽教室への入校を検討してみてください。