音楽療法のHow To

障害児支援施設で取り入れたい!障害児のための音楽療法の5つの効果

皆様の障害児支援施設には、音楽療法は取り入れらていますでしょうか?

もし取り入れていないのであれば、「もったいない」です!

そんな方へ向けて、今回は障害児のための音楽療法の5つの効果をご紹介します。

障害児支援施設で取り入れたい!障害児のための音楽療法の5つの効果

障害者の当事者・ご家族が抱えている不安

精神障害や知的障害のお子さんがいるご家族の皆さんは「子どもの将来」が気になって仕方がない日々を過ごされてはいませんか。

自分たちと過ごしている間はまだしも、子どもが大きくなってから、今のままだったらどうしよう…

そんな心配をしながら、子どもと接している親御さんも多いことでしょう。

自分の世界から外の世界へスムーズに出ていけるかどうか

そんな不安を抱えている親御さんと、当事者のお子さんにおすすめしたいのが「音楽療法」です。

音楽療法とは

音楽療法とは、音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用する療法です。

各自に担当の楽器を持ってもらい、先生のピアノに合わせて演奏をしたり自分がピアノを引いたりと、楽器から鳴る音をリズミカルに楽しむのが基本です。

ただ闇雲に音を鳴らせばいいわけではなく、周りの音と自分の音をセッションしながら音楽に参加するのがポイントです。

言語を必要とせず、楽器の音によってコミュニケーションを取り合うので、話すのが苦手なお子さんも気兼ねなく演奏に参加することができます。

音楽療法は、音楽療法士の資格を持った先生が進めてくれるので、子どもひとりひとりの進捗を確認しながらきめ細やかな心配りをしてくれます。

音楽療法は施設や病院で行われることが多いので、地元で音楽療法を行っている場所があるかどうか検索しておくと話が早いです。

音楽療法士さんがどれくらいの頻度でいらっしゃるのか、常勤か非常勤か、事前に調べてから見学に向かうとスムーズに話が進みます。

音楽療法のメリット

音楽療法のメリットとしては「子どもが能動的に行動することができる」という点が挙げられます。

ついつい受動的な生活をしてしまいがちな子どもが、先生が鳴らしている楽器に興味を抱き、進んで楽器を触ってみたり、音を出してみたり。そして別の楽器を持って先生の鳴らす音に合わせて楽器を鳴らしてみたり。

そういったセッションが楽しくなって、また別の楽器に興味を示したり…。

そのうち、子どもは楽器を操ったりセッションに参加することで自然と集中力を養うことができるのです。

ボンゴ、太鼓、タンバリン、マラカス、トライアングル、鈴、笛など多くの楽器の中からお気に入りの音色を探して演奏するのは、子ども本人の能動的な参加にほかなりません。

子どもの成長を実感できる5つの効果

  • ものごとへの理解力や判断力を養うことが期待できます
  • 表現力を養うことで意思や感情を示せるようになる可能性があります
  • さまざまな楽器に触れることで感覚統合が期待できます
  • 楽しく歌うことで発音や発声が向上することが期待できます
  • 他の生徒さんとの関わりからコミュニケーションを学ぶ機会があります

音楽療法でお子さんの心をほぐそう!

いかがだったでしょうか。

精神障害、知的障害をお持ちのお子さんの心がほぐれるような、素敵な音楽療法に巡り会えるといいですね。

最後までご覧いただきありがとうございます。