音楽療法のHow To

楽曲に影響する演奏家の心理状態とは?

私達人間は、音楽にあふれています。

もちろん一般的な楽曲もそうですが、自然や生活の音も音楽に含まれるかもしれません。

そんな身近な音楽に私達は、感情を刺激されることも少なくありませんよね。

そんな、音楽を理解するために、今回は演奏家の心理状態について考察しますので、ぜひ最後までご覧ください!

演奏家の心理状態

歌手、演奏家を身近に感じる

曲自体に様々な作風がある訳だが、演奏する人、歌い手の心理状態も影響した演奏、歌唱となる事も確かでしょう。

現実にわれわれは、歌手や演奏家に共感して、曲はともあれ、その歌手、演奏家のファンになり聴きに行くという事は少なくないです。

むしろ作曲家よりも歌手、演奏家の方が身近に感じてしまいがちでもあります。

歴史からみる歌い手(演奏家)と聞き手の関係

歴史的には、歌い手、演奏家と聴き手の個人的な人間関係の良し悪しが、音楽効果を左右したというエピソードが語られています。

旧約聖書 ダビデとサウル王

その一つは、旧約聖書にあるダビデとサウル王。

サウル王はうつ病で、ダビデのハープ演奏の治療を受けていたが、両者の仲が親密であった間は、演奏効果は抜群であったが、両者の間がもつれてきてからは、演奏を聴くといらだつ様になり、以後ダビデは王のもとを去ったといいます。

スペイン王とファリネリ

次は、スペイン王と宮廷の去勢歌手ファリネリとの関係です。

うつ病になると王はファリネリの歌を聴いて明るくなるので定期的に歌を聴く治療をうけていたが、両者の関係は大変に親密で、王が他界するまで、フアリネリは王の側で歌い続けたといいます。

歌手・演奏家の人間性の大切さ

歌手や演奏家が作曲者の意図や心境を充分に把握した上で、歌い、演奏する事が出来る能力も大切です。

それと同時に歌手・演奏家の人間性も演奏に反映する事も忘れてはならないのです。

歌い手や演奏家の歴史を見よう!

いかがだったでしょうか。

音楽を聞くときに、歌い手や演奏家の歴史を見ることができると、より楽曲を深く楽しめるようになると思います。

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最後までご覧下さりありがとうございました。