音楽療法のHow To

音楽の持つ摩訶不思議な能力とは?|音楽の心理的作用を理解する!

音楽の心理的作用は、音楽が古来「魂の薬」として用いられた長い歴史と、音楽の持つ摩訶不思議な能力とに関わっています。

今回は音楽の心理的作用を解説し、より音楽療法の理解をしてもらおうと思いますので、最後まで御覧ください!

音楽の持つ摩訶不思議な能力とは?|音楽の心理的作用を理解する!

音楽の持つ特殊性

私達の周囲にある刺激は、どんなものでも、五感を通して私達の心に訴えてきます。

目、耳、鼻、舌、皮膚、筋肉、それら全ては心に信号を送る器官です。

そういう刺激の中で、耳から入る言葉と音楽は、小鳥の鳴き声や木々のざわめきのような瞬間瞬間の音とは違って、何かあるまとまった心への刺激を与えます。

言葉ではそれは意味と言われますが、音楽では意味というと誤解を招き易いために、音楽の美とか音楽の内容などと呼ぶことが多いようです。

要するに音楽の摩訶不思議な力に他なりません。

音楽の時間性

この音楽の摩訶不思議な力、つまり音楽の心理的作用の一部は、音楽が時間の芸術だと言うことと切っても切れない関係を持っています。

私達がよく知っている旋律は、音が順次に時間を追って現れることで成立しますし、リズムはその音の流れに特定の時間的秩序を与える作業を行います。

音楽の3要素の中で和声だけは、時間性と独立して存在するように見えますが、音楽を勉強したことがある人なら、和音が単なる音の同時的関係として存在するだけではなく、機能和声と言われるように、前後の和音の連結の規則性の中で厳密な順序をもって動いているということを知っているでしょう。

この音楽の時間性、つまり音楽がまとまった内容を持つためにある長さを持つことは、音楽が心に対して特別な作用を持つ基本条件だと言えます。

音楽による感情への影響

音楽の心理的作用の中で一番著しい点は、音楽が私達の感情の流れに強い影響を与えることです。

音楽は感情の言語だという表現があるほど、音楽はたやすく、そして深く感情に作用します。

音楽がもたらすそれらの感情への影響は、音楽による気分の転導とか、感情の誘発とか、発散とか、感情の高揚、鎮静、浄化などという表現でこれまで取り上げられてきました。

音楽の持つ特殊性から感情にまで影響を及ぼす

いかがだったでしょうか。

他の刺激と比較しても音楽には特殊な意味が含まれているように感じますよね。

音楽による感情への影響については、別の記事にて詳しく説明しますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございます。