音楽療法のHow To

日本の音楽療法の歴史について理解する

音楽療法は欧米において、「古代エジプト時代から発し、現代に至る」という程歴史は長いです。

わが国の歴史は記載された書物があまり見当らないので明らかではなく、第二次大戦後それも最近の30年間位に試みられはじめたという位に浅く短かいです。

わが国の音楽療法の内容は、欧米由来の内容で、日本独自のものではなく、いわばスタート台に立った状況で、今後の発展に期する段階といえます。

今回は、日本の音楽療法の歴史について紹介しますので、ぜひ最後まで御覧ください!

日本の音楽療法の歴史

桜林仁氏と山松氏

欧米の音楽療法について、ジュリエット・アルバン女史の本を邦訳して、最初に紹介されたのが桜林仁氏であり(1969年)、また、自からの実践と欧米の業績を対比して紹介された、「ミュージック・テラピー」という書が山松氏(1977)によって出されています。

両氏は医師ではないが医師としては、村井氏(精神科医)、が慢性精神分裂病患者たちの集団療法として音楽療法を実践、また田中氏は老人性痴呆患者たちに実践されています。
その他では、重症身障児を対象に個別的に実践されている人々も存在します。 この人々の中には、欧米で音楽療法士の勉強をされた方々も存在します。

日本バイオミュージック研究会の発足

この様な状況ではあるが、組織的に音楽療法を研究する動きは殆どなかったが、今回、日本バイオミュージック研究会(日本音楽療法協会)を日野原会長の下に発足し、医学的治療法としての音楽療法の確立を目指す事となっています。
それと共にわが国においても音楽療法士の国家資格が取得出来る様に努力する訳だが、音楽効果が患者の自覚症状の改善に止どまらず、その効果を医学的に立証させる研究が不可欠なのです。

すでにわが国でも、脳波の«波の出現頻度との関連を通じて音楽効果を論じている研究者も存在するが、これのみでは医学的効果を立証したとはいえず、生理学的・生化学的見地をふまえた多面的な追求が必要なのです。

日本の音楽療法の歴史はまだ浅い

いかがだったでしょうか。

わが国の音楽療法の歴史は甚だ浅いため、今後の皆様の努力次第で将来も大きく変わるでしょう。

歴史をとして、音楽療法の理解をしっかりとしてみてはいかがでしょうか。

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最後までご覧いただきありがとうございます。