音楽療法とは一口でいえば音楽による心理療法といえるが、欧米ではすでに臨床心理療法として確立され、音楽のもつ機能性を活用し病気の治療に用いる方法として定着しているのが現状といえます。
今回は、治療法としての音楽療法についてします。
目次
治療法としての音楽療法を理解しよう
神経症、精神分裂病、うつ病、障害者、心身症、ホスピスでの音楽療法といった症状以外にも、さまざまな医学領域で音楽療法が行われています。
その範囲をやや広げて適応を考え、カテゴリ分けしましたので、早速ご紹介します。
1) 病院の雰囲気をよくするための音楽
気分転換、リラックス、コミュニケーションの手段となり得えます。
2) 音楽鎮痛
手術、検査、多時間点滴治療などで利用されます。
3) 睡眠誘導のための音楽
ゆっくりしたテンポ、小さい音量、柔かで暗い音色、小さい音程、シンコペーションのない規則正しいリズムとなります。
4) 活性化のための音楽
リズム加速が増す曲が脈拍と呼吸をたかめます。
呼吸促進→ドビュッシーの牧神の午後、リストのハンガリー狂詩曲第2番
運動障害→即興演奏と体操の練習
脳性麻痺→グループでの歌とリズムの練習
5) 老人患者における音楽療法
病人の孤立化傾向を防止することが可能なことがあります→コミュニケーションの改善
音楽療法は、様々な症状に応用可能
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した内容はまだ一部ですので、音楽療法にはまだまだ知られていない可能性がありそうですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
