音楽療法のHow To

音楽療法はこんな人の力になる丨音楽療法が効果的な方の特徴4選!

音楽療法を行うには、その対象と目的が明確にされていなければなりません。

今回は、その対象をしっかり理解するために、音楽療法が効果的な方について、ご紹介します。

音楽療法はこんな人の力になる丨音楽療法が効果的な方の特徴4選!

音楽療法が効果的な方①:障害を持つ方

障害というのは、病気や事故や遺伝などの結果として、心や体の機能に重大な欠損を残している状態のことを言います。

例えば脳性麻痺とか、精神遅滞の場合には、原因となった病的事態は既に過ぎ去っていますが、現在その後遺症としての機能障害や能力低下が残っています。

音楽療法が効果的な方②:心の病気を持つ方

一方病気の方は、心が関係する病気が音楽療法の主な対象です。その中には次に挙げるような沢山の病気の名前が含まれています。

児童の領域では、障害の程度が様々に異なる精神発達遅滞、自閉症、学習障害、またそれらに身体障害を伴う重複障害、脳性麻痺、さらには心身の障害の程度が高度な重症心身障害などの子ども達です。

そのほかに非行や登校拒否など、思春期に発する様々な心理的、行動的な問題も対象になります。

成人の心の病気は、まず第一が精神分裂病です。そのほかに神経症、ボーダーライン人格障害、鬱病、嗜癖などの疾患が挙げられます。

老人では痴呆が主役ですが、老化に伴う神経障害なども、音楽療法で取り扱うことが多いようです。

音楽療法が効果的な方③:体の病気を持つ方

心の病気の他に、体の病気も音楽療法の対象になります。

例えば、喘息とか、勝手術後のリハビリテーション、そのほか外科、産科、口腔外科、内科など精神科以外でも、音楽は治療や検査の補助として用いられています。

音楽療法が効果的な方④:音楽活動

ホスピスの音楽療法や、一般社会人を対象にしたリラクセーションのための音楽活動も重要な音楽療法活動です。

対象を意識するとより効果的に!

いかがだったでしょうか。

述べた障害や病気を持つ人達の症状や機能の低下を少しでも緩和し、またその人達が味わう苦しみや悩みをできるだけ軽減し、彼らの生きにくさのもとを除去することが音楽療法の目的になります。

最後までご覧いただきありがとうございます。