音楽療法のHow To

音楽療法の概念と定義について徹底解説!

音楽本来、音楽には治療的な癒しの作用があります。

現代という時代では、音楽にどのような癒しの効果が求められているのでいるのでしょうか。

そして、どのように音楽の癒しの効果を活用していったらよいのでしょうか。

今回は、そんな音楽療法の概念と定義について考察していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。

音楽療法の概念と定義について徹底解説!

音楽療法とは?

音楽療法の目的を模索し、明らかにする前に、音楽療法とは何か、音楽療法の概念や定義を明らかにする必要があります。

当然、音楽の持つ意味や心身に与える影響についても触れなければなりません。

音楽療法について、アルバンは、「音楽療法とは、身体的・精神的・情動的失調を持つ成人・児童の治療、復帰、教育、訓練に関する音楽の統制的活用」と説明しています。

音楽療法は、音楽の機能であって、音楽そのものを目的としていません

音楽的完性度にも関係はしません

音楽療法の効果とは?

音楽療法の効果は、もともと音の人間に与える影響に由来すると概念規定しています。
(Juliette Alvin: 音楽療法、桜林仁・他訳、音楽の友社、昭和63年)

それ故に、音楽療法の価値は、使われた音楽の種類にも影響します 。

しかし、障害や病的なものだけを対象とするのだけではなく、健康科学の視点から、健康の確保・増進に有用に活用できる手段としても位置付けるべきだと思います。

松井紀和氏によると、「音楽療法とは、広義には、広く音楽を取り入れた治療やリハビリテーション、教育、保健活動などを含み、狭義に治療技術として定義すると、音楽療法とは、音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを、心身の障害の回復、機能改善に向けて、意図的、計画的に活用して行われる治療技術である」と規定できます。
(松井紀和:レクリエーションとしての音楽-治療としての音楽、臨床精神医学18 (12) :1819-1824、1989 )

社会全体がまさに病んでいる状況下にあっては、これからの音楽療法は広義に捉えて展開することが望まれます。

音楽療法は、音楽と人間の関係の発展

いかがだったでしょうか。

音楽がもつ人間への影響が発展していって音楽療法へとつながっていったことがわかったかと思います。

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最後までご覧いただきありがとうございます。