私達人間は、音楽にあふれています。
もちろん一般的な楽曲もそうですが、自然や生活の音も音楽に含まれるかもしれません。
そんな身近な音楽に私達は、感情を刺激されることも少なくありませんよね。
そんな、音楽を理解するために、今回は曲の成り立ちについて考察しますので、ぜひ最後までご覧ください!
曲はどのように作られたのか?曲の成り立ちを理解しよう!

曲の成り立ちの要素
曲の成り立ちには様々な要素が反映しています。 主なものは、以下の5つとなります。
- 作曲者自身の幼児に馴れ親しんだ民謡…わらべ唄、子守唄、などの旋律が基盤にある事が多い
- 風土、文化、宗教などの影響を受けて
- 喜び、感激、悲哀の表現
- 自然の動き (現象)の表現
- 作曲者自身の魂の叫び…演奏者の人間性、技術も反映
アランウォーカーの音楽分析
アランウォーカーは音楽分析という書を出版していて、旋律、リズム、などの分析をしています。
邦訳がやや難解ですが、一読されたいです。
曲の旋律の中には作曲家の幼時に馴れ親しんだ故郷の唄などが基盤にある事が多いと彼は述べています。
風土、文化、宗教の影響と曲
まず先般筆者がイスラエル、ギリシャ、パリ、ローマ、ウイーンと外遊して各々の地で音楽演奏を聴く機会があった際に、筆者なりに感じた印象を述べてみます。
各国の民謡を聴いた訳だが、イスラエルは滞在したホテルで毎日生演奏をしていたが、透明なしいテナー、ソプラノでの歌声は、曲が明るい曲であっても、筆者の心は、悲しみの表現にしか受取れなかったです。
数百年も民族戦争を続ける強いたげられた民族の悲哀なのかという印象をもちました。
次いでギリシャに行くと、タベルナ(居酒屋 レストランの意味)では4~5時間休む事なく、歌と演奏が続けられ、最終には観客共々おどり出すというムードでありました。
おどりはコザックのそれと思うが、オペラ歌手を想わせる社大な歌唱力に驚くと共に底抜けの明るさにまた驚きました。
古代ギリシャ戦士の強靭なタフネスと豪快さの伝統を受けついでいるのでしょうか。
ウイーンの野外演奏は伝統的な華麗なワルツのロマン。
そしてローマはレストランの音楽士たちの演奏、これは如何にも営利的で浅薄な印象、最終のパリはシャンソ
酒場を探して聴きに入ったが、シャンソンは今やフランス人に人気はなく、客は日本人のみ。
悲しい曲を聴いても、悲哀ではなく、美のロマンという感じで暗さはなかったです。
フランス人の陽気さ故なのでしょうか。
スペインでは、ジプシーの歌声を数多く聴いたが、やはり流浪民族の悲哀がにじみ出ていました。
この様に、それぞれの国の風土、文化、歴史が曲風や演奏家たちにもにじみ出ている訳です。
作者自身の魂の叫びと曲
作曲者自身の魂の叫び、そして喜び、悲哀、陽気さ、勇壮さ、暗さが表現された曲になる事は当然といえましょう。
ただし怒りは仲々表現出来ないと聞きます。
様々な土地で曲に出会おう!

いかがだったでしょうか。
曲の成り立ちは、その土地の国民性や歴史によって影響されることは面白いですね。
皆様も様々な場所へ足を運んで、いろいろな音楽を耳にしてはいかがでしょうか。
最後までご覧下さりありがとうございました。