音楽には様々な効果があります。
- 心を安定させる。
- 精神的側面での成長を促す。
- ストレスや不安を軽減させる。
- リラックス効果を与える。
これらの効果に基づき、人々の心身や生活を向上させ、機能の維持と改善を目的とした治療法が生まれました。それが「音楽療法」です。
今回の記事では、そんな音楽療法に興味を持ったら、読んで欲しい本を用途別に紹介します。
音楽療法に興味を持ったらまず読んでおきたいおすすめの本5選

おすすめの本①「元気のでる音楽療法 〈改訂版〉 (ドクタークレピーの) 楽譜 」
「音楽療法って何?」
「何をして、どんな効果が得られるの?」
そんな疑問を抱いた方に対して、是非読んで欲しい本があります。
呉竹 英一 (著), のらり&くらりコーポ稲垣 (イラスト), 松浦 純子 (イラスト)の三名が手掛けた本「元気のでる音楽療法 〈改訂版〉 (ドクタークレピーの) 楽譜 」です。
音楽療法について学びたい方に読んで欲しい本
「元気のでる音楽療法 〈改訂版〉 (ドクタークレピーの) 楽譜」は音楽療法のことを全く知らない人達のために作られた入門書になります。
入門書といっても、堅苦しい本ではありません。音楽療法に関する説明が物語形式で記されているので、音楽療法のことを全く知らない人にとっても、比較的分かりやすい内容になっています。
音楽療法について知りたい方は勿論のことですが、教育、福祉、医療の場で導入していきたいと考えている方々にもオススメな1冊です。
おすすめの本②「あなたの声と音が、すべてを浄化する」
ストレスが溜まり、疲れが取れない。だからといって、医者にかかる程のものではない。そのような時こそ、この本を読んで欲しいのです。
それが、村山友美(著)の「あなたの声と音が、すべてを浄化する」になります。
自分自身に対して音楽療法を実施したい人に読んで欲しい本
「あなたの声と音が、すべてを浄化する」を読めば「テーマ別に分かれた音楽をCDで聴き、声を出す」という実践ができるようになります。
この本は、音楽療法における「聴く」と「歌う」の両方を手軽に実践できます。
こういった2つの行動を同時に行うことによって、脳や身体の働き、情緒面が刺激されることが判明しています。
手軽に誰でも音楽療法の効果を体感できる1冊なので、ぜひオススメしたいです。
おすすめの本③「音楽の力×コミュニケーションでつくる音楽の授業」
音楽療法についての知識は得たけれど、具体的にどういう風に実施したら良いのか分からない。そんな方々の悩みを解決するための本があります。
筑波大学附属小学校音楽科教育研究部 (著, 編集)の「音楽の力×コミュニケーションでつくる音楽の授業」です。
音楽療法の具体的な実施方法を知りたいときに読んで欲しい本
「音楽の力×コミュニケーションでつくる音楽の授業」は「音楽の力を利用したコミュニケーションが生まれる授業を作ること」を目標に、老若男女問わず全ての人達へのアプローチ方法を記した本です。
様々な、音楽を使った活動内容を幅広く対応できるようになっております。
音楽療法を教育や医療、福祉の場で導入していきたい人のための指南書になるので、是非読んでみて下さい。
おすすめの本④「弾き語りキーボード・セッションシリーズ」
音楽療法を実施していく際の曲の選び方が分からない。そんな人にピッタリな1冊があります。菅田文子(著)の「弾き語りキーボード・セッションシリーズ」です。
音楽療法に使う曲のバリエーションを知りたいときに読んで欲しい本
「弾き語りキーボード・セッションシリーズ」はキーボードを基本とした音楽が100曲以上収録されている本です。
しかも、「おとな、高齢者、子ども、ノスタルジー」などを対象とした曲が全4冊にわたって用意されており、幅広い年齢層に対応できるようになっています。
癖の強い曲もあまりないので、比較的、対象者に受け入れやすい構成になっているのです。
音楽療法を実施していこうと考えている人達にとって、必須の1冊となっています。
おすすめの本⑤「ラスト・ソング」
音楽療法を実施して、それを受け取った側の人間がどんな気持ちでいるのかを知りたい。そのような、受け手側についての気持ちを綴った1冊があります。
佐藤由美子(著)のノンフィクション作品「ラスト・ソング」です。
音楽療法を実施する相手の気持ちを知りたいときに読んで欲しい本
「ラスト・ソング」はアメリカのホスピス(終末医療)の現場で、1200人以上の患者さんに対して音楽療法を実施した記録の物語です。
音楽を通じ、自分自身の人生を顧みて、患者さんがどんな最期を迎えたのかを鮮明に描いています。
音楽療法を実施していく上での、やりがいと責任の重さを痛感させられる作品となっております。
自分の用途に合わせて本を選ぼう

音楽療法に興味を持ったらまず読んでおきたい本を5冊紹介しました。
自分の用途に応じて、その都度、本を読むことによって、新たな発見が得られることを願っています。
※作品紹介の際には「Amazon」の紹介レビューを参考にしました。