音楽療法のHow To

【初心者向け】歴史の中の名音楽療法士 ダビデに徹底解説│歴史から音楽療法を理解する

音楽療法の歴史について、歴史の中に現れるいくつかの音楽療法の重要な概念を、時代を追いながら記述してみたいと思います。

その理由は、現在私達が用いている様々な音楽療法の技法が、実は歴史の中で1つ1つ積み上げられてきた過去からの遺産であることを知ることが、音楽療法理解にとても有意義だからです。

今回は、歴史の中の名音楽療法士 ダビデについて解説します。

【初心者向け】歴史の中の名音楽療法士 ダビデに徹底解説│歴史から音楽療法を理解する

ダビデの生い立ち

旧約聖書のサムエル記を開きますと、有名なサウルとダビデの話が出てきます。

イスラエルは代々「裁き司」によって国が治められていましたが、それはサムエルの代で終わり、イスラエルの最初の王サウルは、神の予言によって国民の中から選ばれました。

彼は初め善政を敷きましたが、次第に慢心して神の言葉に従わなくなり、邪心を持ち、たびたび心の平静を失うようになります。

神はサムエルに予言して、次の王をダビデと決めます。

ダビデはベツレヘム人工サイの8番目の息子で、羊を飼い、手製の竪琴でよく音楽を奏でました

最初の音楽療法士の誕生

サウルの病は悪霊がついたためと考えられ、それを治そうとした家来達は、悪霊を追い払うために竪琴を弾くものを探し求めました。

そして琴が上手で、勇気があり、戦に優れ、弁舌に秀で、姿の美しいダビデが王のもとに送られました。

悪霊がサウルに臨むとダビデはハープを手にとり、それを奏でると、サウルは気が鎮まり、悪霊は彼を離れたと言われます。


この時演奏した音楽がどんな音楽であったかは、誰も分かりません。

またサウルの病気が現代の医学に照らして何であったのかを断定することは出来ません。

しかしダビデの音楽によって、サウルの精神の不統制が癒され、その後もいくたびとなく音楽によって邪心が取り除かれたことは、旧約聖書に記されている通りです。


この凛々しく逞しいダビデの中に、私達は歴史に名前が挙げられた最初の音楽療法士を見ます。

音楽両方の効果は、昔から利用されている

いかがだったでしょうか。

旧約聖書にまで記述されている音楽の力の偉大さに驚かされました。

別の記事にて歴史上の名音楽療法士のファリネリについても解説しますので、確認してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。