音楽療法のHow To

歌がうまくなるトレーニング4選

みなさん歌を歌う事は好きですか?

私は好きです。
カラオケには忙しくてあまりいけないので、お風呂の中でよく歌っています。
そんな手があったか!と思って下さった方は、お風呂で歌うときにはご近所に配慮した時間にしましょうね(そんな方はいませんかね笑)

歌が好きで歌っていると「あのミュージシャンのようにもっと上手くなりたい!」「上手くなって人に聞いてほしい!」と思うのは自然な事。
そんなとき、才能がないとあきらめるのではなくトレーニングをしっかりやればだれでも歌は上手くなります。

今回はそんな歌が上手くなるトレーニング法を紹介していきます。

歌がうまくなるトレーニング4選

姿勢、呼吸を正すことが基本

歌は身体が楽器です。
その身体がゆがんでいたら、いい音は出ませんよね。
そこで猫背気味の方は正しい姿勢になれるよう、背中を開くことを意識して生活してみてください。
立って歌う時は全身鏡があると分かりやすいです。

姿勢を正せたら次に腹式呼吸を習得します。
腹式呼吸は歌が上手くなりたい人にとっては一度は聞いたフレーズではないでしょうか。
息を吐くときにおなかをへこませて、吸うときにふくらませる呼吸法です。

姿勢と呼吸は歌を歌う上で基本中の基本なので、無下にせず意識することを忘れないでください。

歌がうまくなるトレーニング①:ロングブレス法

声の材料は息です。
その息が強すぎたり、弱すぎたり、ふらふらしていたら、声も当然安定しなくなります。
息を安定させ、コントロールできるようになるトレーニングロングブレス法です。

まず息を3秒ほどで一気に吸い込みます。
吐くときは歯と歯の間から「スーー」と息が通り抜ける感覚を持ちながら30秒ほど同じ息の量を吐き続けてください。
目標は60秒です。
はじめはなかなかきついトレーニングですが、毎日継続することで60秒、息を吐き続けることが可能になります。
ご自身の体力に合った回数を毎日ですよ!

歌がうまくなるトレーニング②:表情筋トレーニング

このトレーニングは「あいうえお」の口の形をひたすら繰り返すものです。
「あ」「い」「え」は口角をしっかり上げて満面の笑みをつくって下さい。
「う」「お」はしっかり口をすぼめてタコのようにして下さい。
これは声を出さなくてもできるトレーニングなので、空き時間にどこでも出来るトレーニングになっています。

表情筋を鍛えると歌声が安定し、歌唱力がUPします
さらに表現の仕方が豊かになり、聞いてくれている人に気持ちが伝わりやすくなるんです!

歌がうまくなるトレーニング③:リップロール

リップロールとは軽く閉じた唇に息を当て、5秒~10秒ほど唇をブルブルふるわせるトレーニングです。

日常生活では使わない動作なので慣れるまでに時間がかかると思います。
けれど慣れてきたら、顔や声帯のリラックス作用、口元が柔軟になる、などの効果が期待されます。
リップロール上級者となった暁には、30秒~60秒唇を震わせることや音程を付けてみることにチャレンジしてみてください。

歌がうまくなるトレーニング④:タングトリル

タングトリルは舌先を上前歯の裏に当て「トルルルゥ」と音を鳴らすトレーニングです。
顔や声帯のリラックス作用があり、舌が柔軟になります。
リップロールと似ていますね。
これも上級者となったら音程を付けてみてください。

毎日のトレーニングが大事!

姿勢と呼吸を正すことと、歌が上手くなるトレーニングを4つ紹介しましたが、共通して言えるのはリラックスして行うこと、毎日続けることです。
プロのボーカリストは毎日ボイストレーニングを欠かさないというほど継続が大事なんですよ。

歌を歌うとセロトニンやドーパミン、エンドルフィンといった「幸せホルモン」が分泌され、幸福感や満足感を感じやすくなります。
何より歌を歌うことは楽しいです。
その楽しい気持ちを大切にするために毎日トレーニングをして歌を極めちゃいましょう。